2013.5.31 Update -- II.『Märchen of Silence』公開(下のメニューから見ることができます)


--世界がそこにあることは、当たり前のことなんかじゃなかった--


目の前に当然のように広がっているこの世界は一体何なのだろう。
この世界は一体どういう仕組みで動いているのだろう。

人々がそんな疑問を抱いてから今日に至るまで、様々な方法で説明がされてきました。
民族に個別に伝わる神話やメルヘンに始まり、普遍的な真理を見つけ出そうとする哲学や科学など、今ある様々な学問まで。

メルヘンの物語は感性で捉えた世界。哲学の理論は理性で捉えた世界。
2つは相反する存在ですが、どちらにも、その時代の人がどのような世界を感じていたかが現れています。
では、2つの「世界の感じ方」が融合したらどうなるのでしょう。
感性から理性へ。理性から感性へ。哲学の思想をイメージに翻訳して描いたら…


 「僕らが描いた世界」は哲学の思想や理論を、絵や物語の世界観の中に描く絵本シリーズ企画です。
この企画の中では、ジェシーが個人的に面白いと思った5つの思想・理論を絵本にしていきます。
作った絵本はWebで見られるようにしつつ、製本して展示等にも出していきたいと思っております。

また、哲学や科学を参照するにあたって、どのような人物の、どのような本を読んだかも書いていきますので、
興味を持った内容があれば是非、本を読んでみて下さい。


「考えることの面白さ」や、「我々が生きる世界の不思議」を、
少しでも感じることのできるような絵本を書ければと思っております。
完全に趣味の企画ですが、ゆったりとお付き合い頂ければ幸いです。



◆ご注意◆
・ジェシーは哲学の専門家でもなんでもありませんので、内容は学術的に説得力のあるものにはなりません。
・また、ジェシーの解釈を押しつけることを目的としておらず、
 あくまでジェシーが本を読んで感じた世界を絵本の中に表現したものになります。
・これらの絵本は哲学の理論に「興味を持って頂く」きっかけを作る為のものであって、
 これを読むことでその理論を「理解する」ことは目的としておりません。
・この企画では5つの絵本を描きますが、哲学史的な時系列に沿った順番で描くわけではありません。
・チョイスはほんとに個人的な趣味です。


絵本はII→III→IV→V→Iの順に追加予定です。
※タイトルは変更になる可能性があります。