いつのまにか世界は ただ一つの物語の上を歩いていて
冷たい月の裏側で 愛する人が泣いていた
そんな物語を書きかえたくて
わたしはそれを手に取った
陽が傾く 影が伸びる
全てに等しく訪れる幸せを信じて
乾いた赤い空に浮かぶ 黄色い星に願った